2023/04/22 08:23
出航して約12時間が経った。
これで御蔵島に停泊出来ないと完全にイルカと泳げなくなってしまう。
アナウンスが流れる。私は祈るように手を合わせスピーカーに耳を傾ける。
『御蔵島への着岸の準備を致します』
よし!!!
急いで荷物をまとめ甲板に出る。
御蔵島が見えて来た。
風は午前中よりもおさまっている。
船から堤防にロープを投げ入れ島の人達がモヤイに結ぶ。
着岸!!!!!
船から降りるとそこは南国でした。
曇り時々雨の予報は見事外れて晴天!!!
もう足下はビーサンに履き替えている。
服装も半袖で良いくらいだ。
宿の人が港まで迎えにきてくれたので車に乗り込み早速本日お世話になる『まるい』さんに向かう。
そこから荷物を置いてすぐにドルフィンスイムの準備。
私は遊びでシュノーケルをした事がある程度のレベル。
友人を含め他のお客さんもダイビング経験者の雰囲気を出している。
自前のゴーグル、シュノーケル、フィン、ウエット持参
ヤバい!この中で私が一番泳げないヤツだ。。
レンタルで道具を借りてレクチャーを受ける。
緊張して来た。。。
イルカ船は出航して船を走らせる事約10分。
『とりあえず練習で泳いでみましょうか』と船長が言う。
地元では品川のカッパと呼ばれていた私。
ここで泳げる所を他の人達にアピールしておきたい。
船から入水。
シュノーケルに少しずつ慣れながら見る水中は普段サーフィンで見ている海とはまた違う景色でした。
少し水に慣れた所で船に上がる。
更に船を走らせイルカポイントに向かう。
船長が『そろそろ準備しておこうか〜』と言うと皆、フィンを履きゴーグルを装着する。
『じゃあ海に入ろうか』の合図で再び入水。
いきなりなので上下左右がよく分からない。
イルカはどのにイルカ
イルカが私に寄って来てくれて一緒に泳いでくれる。
もう30cmくらいの近さ。
目が合う。
胸がドキドキする。
呼吸も浅い。
あぁーこれはもう恋だな。。。
屋号もirukagu イルカグに改名しようかな。。
あまりの幸せな時間に言葉を失い船に戻る。
更にイルカの群れを探して船を走らせ再度エントリー。
幸せな時間が続く最高の体験をした2日間でした。